JQueryの基本的な構文について

JavaScript

jQueryはJavaScriptライブラリであり、HTML文書の要素を操作したり、イベント処理を簡素化したりするのに役立ちます。Web制作では主にアニメーションなどで使用されています。以下に、jQueryの基本的な構文と使い方を詳しく説明します。

jQueryの導入

jQueryを使用するには、まずHTML文書内でjQueryライブラリを読み込む必要があります。通常、CDNを使用して読み込みます。以下は、jQueryを読み込む方法です。

<script src="https://code.jquery.com/jquery-3.7.1.min.js" integrity="sha256-/JqT3SQfawRcv/BIHPThkBvs0OEvtFFmqPF/lYI/Cxo=" crossorigin="anonymous"></script>

上記のコードで追加できますが、jQueryはバージョンがあるので公式サイトからダウンロードするようにしましょう。以下に公式サイトのURLを載せておきます。
https://releases.jquery.com/

ドキュメントの準備

jQueryを使用する前に、HTML文書のドキュメントが読み込まれるのを待つ必要があります。通常、以下のように書きます。

$(function() {
    // ここにjQueryコードを書く
});

これはjQueryを書く上での、おまじないとして覚えておきましょう。

要素の選択

jQueryを使ってHTML要素を選択するためには、セレクタを使用します。セレクタは、要素のタグ名、クラス、ID、属性などで指定します。

IDが “myElement” の要素を選択するには以下のようにします。

let element = $("#myElement");

クラスが “myElement” の要素を選択するには以下のようにします。

let element = $(".myElement");

CSSと同じ指定の仕方なので、CSSを書いたことがある人にとっては分かりやすいかもしれませんね。

イベント処理

jQueryを使用してイベント処理を設定できます。例えば、クリックイベントを処理するには以下のようにします。

$("#myButton").click(function() {
    // クリックイベントの処理をここに書く
});

今回はクリックイベントを使用しましたが、他にもいろんなイベントがあるので、状況によって使い分けていきましょう。

要素の操作

jQueryを使って要素の属性、スタイル、テキスト、HTMLなどを変更できます。例えば、要素のテキストを変更するには以下のようにします。

$("#myElement").text("新しいテキスト");

jQueryからCSSを変更したりできるので、例えばクリックで色を変更したりするときに非常に便利です。

アニメーション

jQueryはアニメーション効果を簡単に追加できるライブラリでもあります。例えば、要素をフェードインさせるには以下のようにします。

$("#myElement").fadeIn();

これだけで、アニメーションが実装できるのは大変便利ですよね。普通にJavaScriptで書こうと思うとかなりめんどくさいです。

まとめ

この記事はjQueryの基本的な構文について解説しました。jQueryは非常に多くの機能を提供しているので、今回紹介したのはあくまでも一部分です。JavaScriptを普通に書くのに比べてかなり簡単に書けるので初心者の方も直感的に理解しやすいのではないかと思います。最初は難しいと思いますが、継続して頑張れば必ずできるはずなので頑張ってください。

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